ウィロ・ペロン
b. Canada
1974
カナダ・モントリオール出身のデザイナー、クリエイティブディレクターとして活躍するウィロ・ペロンは、ファッションショーからラグジュアリーブランドの店舗設計、トップミュージシャンのライブツアーに至るまで、あらゆるプロジェクトに斬新な視点をもたらしてきました。この20年間にわたり文化的なトレンドを牽引し、「アーティストクリエイティブディレクション」という新しい分野を切り開きました。その家具デザインへのアプローチもまた独自性にあふれています。
ペロンは2000年代初頭にカリフォルニアへ移住し、「Willo Perron and Associates」を設立。その後、ブライアン・ロエッティンガーと共にマルチ分野にわたるスタジオ「Perron-Roettinger」を設立しました。このスタジオでペロンはチームと協働し、音楽業界やファッション界の著名人のために、大規模なセットやライブイベントのデザインを数多く手掛けています。カニエ・ウェスト、ジェイ・Z、ドレイク、リアーナといったアーティストのショーやワールドツアーをプロデュースする一方、アレキサンダー・ワン(Alexander Wang)や イージー(Yeezy)、カルティエ、S K I M S、ロック・ネイションなどにそれぞれのブランドに合った独自のビジュアルスタイルを提供してきました。
また、彼はグラミー賞を受賞したセイント・ヴィンセントのアルバム『Masseduction』のレコードパッケージをデザインしたほか、2022年には、リアーナが手がけるランジェリーブランド、サヴェージ X フェンティ(SAVAGE X FENTY)のショーでは、エミー賞にノミネートされ、その才能は高く評価されています。2023年には、リアーナのスーパーボウルハーフタイムショーも手掛けています。
現在は、インテリアデザイン、出版、カスタム家具プロジェクトなど、より大規模なコラボレーションに注力しています。