George Nakashima

George Nakashima

ジョージ・ナカシマ
b. USA
1905-1990

20世紀を代表する家具デザイナーの一人であるジョージ・ナカシマは、伝統に裏打ちされたデザインと卓越したクラフトマンシップで知られています。ナカシマは、アメリカはシアトルのワシントン大学で建築学の学位を修めた後、マサチューセッツ工科大学で建築を学びました。

その後、蒸気船で世界中を旅し、最終的に日本にたどり着きました。日本では、フランク・ロイド・ライトと共同で帝国ホテルを設計したアメリカ人建築家、アントニン・レーモンドのもとで働くことになりました。

第二次世界大戦中は、アイダホ州のミニドカ収容所に他の日本人同様に拘留されましたが、そこで日系二世の大工と出会い、日本の伝統的な木工技術を習得しました。

戦後、ナカシマはアメリカの工芸運動の主要人物になりました。ナカシマ彼の家具は、そのシンプルさと素材の良さを生かした丁寧な作りで知られています。彼はしばしば、木材の自然なままのエッジと日本の伝統的な木工技術を組み合わせてデザインしています。


ナカシマのスプレイ レッグ テーブルとストレート チェアは、1940 年代に Knoll のためにデザインされ、当初はKnoll が製造していました。Knoll のこれらのプロダクトは、モダンな美学と、木の自然な形や木が持っている本来の美しさへの深い尊敬の念が込められています。これらのプロダクトは、2008 年に KnollStudio によって再復刻されました。


アメリカ建築家協会からクラフトマンシップ賞(金賞)を受賞し、1983 年には天皇陛下より瑞宝章を授与されています。数々の個展を開催し、『The Soul of Tree - A Woodworker’s Reflections』も上梓しています。

George Nakashima